四国別格20霊場 
第19番札所 香西寺
 こうざいじ

 

住所  香川県高松市香西西町町   電話  087−881−2337

香西寺略縁起
奈良時代に僧行茎により開創され、初め勝賀山のふもとにあり勝賀寺といった。平安初期に僧空海
(弘法大師)が再建し現地に移した。嵯峨天皇の勅願寺に選ぼれて、寺禄千貫文を賜わり、朱雀天皇
のとき、僧徒学問所)に選定された。鎌倉時代、この地の豪族香西左近将監資村香西氏の祖)が、
幕命をうけ堂塔を再建し香西寺と改称す。その後細川頼之が当寺を本津(香西東町)に移し、十一
代香西元資は寺号を地福寺と改称す。天正年間戦火にあい、生駒親正が国守となり、再建ののち高福寺
と名をかえた。満治年間、またも失火のため旧寺域(現在の地)へかえることになつた。寛文九年、藩主
松平頼重公が新伽藍を建立落慶し、別格本山・香西寺となる。その後当時の七堂伽藍はほとんど失火で
消失し、現在の建造物はその一部分である。寺宝の昆沙門天像 木造・檜一木造り、平安時代初期一〇一
センチ)は昭和十六年十二月重要文化財に指定され、藤原時代弘仁佛としては、全国的にも晩品である。


















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